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[Aug 11] How Do Topics Affect Languages?


話題は言語にどのように影響を与えるか?

How Do Topics Affect Languages?


Date: 11 Aug 2023

Time: 13:00 (HKT)

Venue: online (Zoom)

Language: Japanese


Registrants will receive the join link via email 2 days before the lecture.


講演要旨

言語教育において、話題は欠くことの出来ない要素です。内容重視の教授法なら言わずもがな、文法形式を教える際にも会話にはトピックが必要です。名詞や動詞が話題の影響を受けることは容易に想像がつきますが、実は文法や談話展開もまた話題によって大きく傾向が異なります。そのことを実証するために、『日本語話題別会話コーパス:J-TOCC』を構築、公開しました。これは話題の統制が行われた世界的にもユニークなコーパスで、様々な興味深い事実が明らかになりました。例えば、日常会話で「正解」を使うのはどの話題か?「ている」や「た」が統計的に多く使われる話題が存在する、といったことです。さらに、語彙と話題の関係を昭にした『日本語話題別語彙表』も構築、これを使えば誰でも簡単に「この話題でよく使う語は?」「この語はどんな話題に使われるの?」を調べることができます。本講演ではファイルの使い方の解説を交えながら、話題という新しい視点で見た日本語研究の世界を紹介します。


講演者紹介

中俣尚己(なかまた・なおき) 大阪大学国際教育交流センター准教授。博士(言語文化学)。専門は日本語教育文法、計量日本語学。主な著書に『日本語教育のための文法コロケーションハンドブック』(2014年、くろしお出版)、『「中納言」を活用したコーパス日本語研究入門』(2021年、ひつじ書房)、『ミニストーリーで覚える JLPT日本語能力試験ベスト単語N2 合格2400』(2022年、ジャパンタイムズ出版)など。ジャーナル『日本語教育』『計量国語学』『日本語/日本語教育研究』の編集担当。


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